クンツェ&リーヴァイコンビの珠玉のミュージカル・ナンバーを、
彼らの作品に縁のある役者さんたちが歌う豪華コンサート

『M.クンツェ&S.リーヴァイの世界 クリエミュージカル・コンサート』
〔企画・構成〕岡本義次 〔音楽監督〕甲斐正人
〔指揮〕西野淳
出演・・・山口祐一郎 山路和弘 笹本玲奈 涼風真世 石川禅 土居裕子 今拓哉 一路真輝
シルビア・グラブ サブリナ・ヴェッカリン パトリック・シュタンケ(敬称略)他

ACT1は、ミュージカル
『マリーアントワネット』より、
いくつかのナンバーを抜粋。
プロローグのナンバーと共に、一気に懐かしい『MA』の世界へ・・・。
ルイ16世の衣装を着た
禅(石川)さんの「♪もしも鍛冶屋なら」も久しぶりです。
まるで目の前に子どもたちが居るかのように、優しく語りかけるような歌声が
心に染み入ってきました

そしてACT1の最後は、ドイツ・ブレーメン公演で
マルグリットと
フェルセンを
演じた
サブリナ・ヴェッカリンさんと
パトリック・シュタンケさんが登場。
ブレーメンで公演するにあたって、日本版の手直しがあったそうなんですが、
一番大きく修正されたのがラスト場面だったそうです。
マリー・アントワネットの処刑後、そこには血まみれの囚人服だけが残り、
フェルセンが「♪100万のキャンドル」のリプライズ(「♪苦しみの彼方に」)を歌う。
話を聞いただけですが、
遠藤周作さんの原作により近づいた印象です。
このブレーメン公演版も激しく観たいですっ!!
いつか日本でもこのヴァージョンで再演してくれないかな・・・。
ACT2は、
『エリザベート』、
『モーツァルト!』、
『レベッカ』のナンバーより。
お久しぶりの
一路(真輝)さんの「♪夢とうつつの狭間に」からスタート。
一路シシィの「♪私が踊る時」、あの勝ち誇った表情が健在で良いです

『M!』のナンバーは、主にサブリナさんとパトリックさんが担当。
サブリナさんの「♪星から降る金」は圧巻でした

外国の方ってどうしてこうも高音がラクラク出るんでしょうね?しかも、声量も半端ないし・・・。
パトリックさんは赤い服着た姿がなんとも愛嬌ありました(笑)クマさんみたいに大きくて。
『レベッカ』のナンバーでは、
シルビアさんと
カナメ(涼風真世)さん、
二人の
ダンヴァース夫人が夢の!?競演。
舞台上に二人居ると、怖さも2倍ですね

そして、私的には最大のサプライズであった、
山口(祐一郎)さんと禅さんの「♪闇が広がる」!!!
禅さんが
ルドルフですよ~☆
いや~、とても繊細で壊れてしまいそうなルドルフ。
貴重なお歌を聴けて大満足です

今回禅さんは、ルイ16世、
フランツ、ルドルフのナンバーを歌われましたが、
どれも耳福なひとときでした。
8月には再び『エリザ~』でフランツですが、こちらも楽しみです
スポンサーサイト
テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術